グリーンホームだより

今回は第3セクションについて説明したいと思います。
3つめのセクションは、最も多く27項目設定しています。
「ご入居者にそれぞれの暮らしを続けてもらうために」への支援になります。
この項目も多いので、何回かに分けて当ホームでの運用状況を掲載していきたいと思います。
㉑起床時間はその人のペースに合わせている。
㉒着替えは個人のペースに合わせ、全員朝食前に着替える等という業務の決まりはない。
㉓居室、もしくはプライバシーに配慮した場所で個別に口腔ケアをし、リビングの洗面台で一斉にすることはない。
※24時間シートにより、個別ケアを実施しています。この24時間シートはケアの見込み量をスタッフが把握するツールであるとともに、ご入居者、ご家族とホームとの1日の生活の合意事項で、ケアの中身を見える化しているものです。（記録システムにより、一覧化してみると、同ユニットのご入居者の生活リズムがそれぞれ異なっていることがわかります。そのため、朝食はごはん食の方もパン食の方がいらっしゃいます。（1枚目の画像））
起床時間も支援のタイミング・方法、食事時間などについてもお一人おひとりのご入居者の生活リズムに合わせています。具体例を挙げますと、朝起きられた際に部屋のカーテンを開けるか・開けないかなどの細かいところについても24時間シートに記載しています。
㉔排せつの個人データをとり、排せつ用品は各入居者のリズムに合わせたものを使用している。
※介護看護記録システムにより、生活リズムの把握が容易にできるようになっています。おむつではなく、できる限りトイレでの排せつを支援したいと考えています。
㉕使用済みの排せつ用品は、プライバシーを尊重した片づけをしている。
※排せつ支援については、羞恥心に配慮して周囲の方が気付かないように耳元でお話しをさせていただいたり、エコバッグなどに排せつ支援に必要な物品だけを忍ばせて訪室するなど配慮をさせていただいています。（2枚目の画像）

（「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」“We will continue to be trusted by the community” 特別養護老人ホーム　施設長）