グリーンホームだより

まだ日差しがきつい日がありますが、少しずつ秋の気配を感じるようになってまいりました！さて、9月も食中毒の多い月です(>_<)　最近では病原性大腸菌O157による食中毒のニュースをよく聞きます。O157は家畜(特に牛)の大腸を住みかにとしており、汚染は家畜糞便から水や食物を介して感染したり、感染した人から人へ感染します(他の食中毒よりも少ない菌数で発症するので、感染力が強い！)。さらに潜伏期間が長く、無症状の状態が続くので、症状が出てからでは原因になった食物をつきとめるのが困難になります。小さなお子様やご老人など、体力が少ない人が発症しやすく、重症化する可能性も高いのです。そんな恐ろしいO157にも弱点はあります！比較的熱に弱いので、75℃以上で1分以上の加熱をすれば死滅するのと、石鹸やアルコールなどの普通の消毒剤でも効果があることです。つまり、普段から手指を清潔に保つことが一番の予防策になります。帰宅後、食事前、トイレ後、調理の前などの作業の変わり目にはしっかりと手洗いを！食べ物にはきちんと火を通すことと、調理器具の使い分けと洗浄も大切です。これから過ごしやすい季節ですので、体調を整え、食中毒の予防も意識して元気に過ごしましょう☆
（鈴鹿グリーンホーム　管理栄養士）