平成29年9月29日、30日、東海北陸Bの6県1市の若手リーダーで構成している委員会の合同委員会に参加しました。当委員会は毎年持ち回りで開催しており、本年は岐阜県での開催となっております。
今回のテーマは、「外国人材」。少子高齢化の進展により、65歳以上の方の人口は増加し、生産年齢人口は減少します。今後、全国で介護の担い手が30万人必要との試算もある中、介護離職の防止等を図るためには人材確保対策は最優先課題となっています。
この11月からは、従前のEPA等に加え、介護分野について外国人技能実習制度が施行されます。そのために外国人技能実習制度のシステムだけでなく、実際に訪日する実習生となられる方の現地での実状等についても学んでおく必要があります。
今回は淑徳大学 総合福祉学部社会福祉学科 教授の結城先生をお招きして、詳しく教えていただきました。
結城先生からは、外国人技能実習制度だけでなく、大学生への関わりの中で心がけていることや若い方の考え方、育成方法についてもお教えいただきました。
教えていただいたことを一つずつ実行していきたいと思います。
2日目は、もう一つの課題である「地域包括ケアシステムの構築」について学ぶため、岐阜駅前で運営されているナーシングケア加納様の見学をさせていただきました。ご高齢者が住み慣れた地域の中でいつまでもご自宅で生活し続けることができるように、地域、医療、介護、行政等の機関が有機的な連携を図りながら支援を行うシステムです。
ナーシングケア加納様の運営母体である和光会様は、エリアを分けて事業を運営されており、地域住民の介護医療ニーズを満たせるように、様々なサービスを1つの建物の中に集約をされていました。立地はご利用者の生活面のメリットに加え、交通アクセスの便も良いので、離れて暮らされているご家族も安心できるのではないかと思います。見学の際もご利用者がお出かけをされるところで、地域の中で暮らしているという実感も得られると思います。
見学・ご説明をいただきました和光会のみなさま、本日は誠にありがとうございました。
(特別養護老人ホーム 施設長、生活相談員)
学び・研修
東海北陸B21世紀合同委員会に参加しました。
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