平成29年10月10日、11日、全国老人福祉施設協議会主催の21世紀拡大委員会に出席しました。
私たち介護現場の最前線の核を担う若手リーダーは、ご利用者・ご家族・スタッフが抱えている介護現場の課題を集約するとともに、常に介護保険や介護報酬について制度動向やその在り方について学び、未来に向けた制度提案の発信につなげていく立場でもあります。
今回は、各道県の若手リーダーの代表が一堂に会し、国の制度・政策について学び、全員が共通認識をもって、①介護報酬本体の在り方、②特養における医療の在り方(配置医師等)~看取りの充実、③自立支援の在り方(QOL(生活の質)の向上~伴走型介護)、④特養入所の特例要件(原則要介護3以上の件)、地域包括拠点としての通所介護のあり方(機能の充実拡大と評価の確立)、⑥現場実践と制度づくりの好循環を目指して…次回介護保険制度改正・介護報酬改定に積み残される課題への対応、の6項目について総合的なディスカッションを行い、「平成30年度介護報酬改定等に関する当事者世代としての建議ー21世紀ビジョンー」をとりまとめました。
国が考える机上の空論ではない、介護現場の生の意見が集約できたと思います。これをいかに実践につなげていくか課題はありますが、2025年まで待ったなしの状況の中、皆で知恵を出し合い、優先順位を決めて実行していきたいと思います。
(特別養護老人ホーム 施設長)
学び・研修
全老施協21世紀拡大委員会に出席しました。
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