グリーンホームだより

学び・研修
平成29年度 鈴鹿市権利擁護シンポジウムに参加いたしました。
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平成29年12月7日(木) 今日は鈴鹿市文化会館けやきホールにて開催された、権利擁護シンポジウムに参加いたしました。講師は渡辺哲雄氏で以前中日新聞でも連載小説「老いの風景」などが掲載されておりましたのでご存知の方も多いのではないでしょうか?その渡辺先生がお話しいただいた今日のテーマは「認知症になった波平さん ~契約社会と成年後見制度〜」で、大変興味深くコミカルで理解しやすい内容のお話でした。

さて私たち一人ひとりは自由を謳歌して生きる権利を持っておりますが、その権利についてみなさんはどのようにお考えでしょうか?

自由が成り立つためには、その人に意思があって自分の言葉で話ができ、そこで初めて尊厳とか権利が成り立ちます。
法律的に未成年者はその権利が一部制限されます。例えば未成年は親権者の同意なしに交わした契約は親権者・本人が取り消せます。また親権者は代理権を有し、代理権を有する者は未成年者の不利益を被るような行為は認められません。(それを利益相反いいます)
ではなぜ未成年者は権利が制限されているのでしょうか?それは「未(いま)」だに「成年」ではないからであり、生活経験が乏しく判断能力が未熟で親が守ってあげないといけない存在だからです。そしてこれは日本で「法」がそう定めているからです。

さらにもうひとつ。「法」によって未成年ではなく青年となっても守るべき方々が存在します。それは「認知症」「精神障害」「知的障害」の方々です。判断能力が未熟な存在として「法」によって権利を守る対象であり、そのための手段・方法が今日のテーマである「成年後見制度」であるという説明でした。

テーマやチラシのイラストにあるように、国民的アニメのキャラクター一家をモデルにした「もしもこうなったら」というお話はとてもわかりやすく、時折会場は大爆笑につつまれておりました。

今後我々自身も年を重ね、他者に自身の権利を守ってもらう必要が出てくることも十分考えられます。みなさんも是非この「成年後見制度」について知っていただければと思います。
なお成年後見制度のパンフレットは、グリーンホームにもございますので、必要な方はどうぞお気軽にご相談ください。
(居宅介護支援事業所 管理者)

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