グリーンホームだより

平成３０年１月１３日（土）今日も寒いですね。
数日前、実家の母から電話がありました。「おかしなハガキが届いたんやけど、無視しといてもええやんね？」と。

みなさまのご自宅にも写真のようなハガキが届いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか？「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」とありましたが、これは架空請求のはがきで詐欺です。みなさん決してだまされないでください。
インターネット上でこの「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」と検索をかければ、すぐに架空請求であることがすぐにわかります。（多少文章が異なるものもありますが、この手のハガキはほぼ詐欺と判断して間違いありません）

そもそも少し落ち着いて読んだらおかしい点がいくつかあることにすぐに気付きますよね。いくつか指摘すると･･･、
① まず、ハガキで来ること自体がおかしいですよね？重要な訴訟案件であれば個人情報保護のため封書で来るはずです。そのクセ堂々とプライバシー保護が云々なんて書いてあるし（笑）。それに内容証明でもありませんから「そんなん知らん」と言われてしまえば向こうが困るはずなのに詰めが甘い！
② 本文１行目から「貴方の利用されていた『契約会社』もしくは『運営会社』側から･･･」ってどっちやねん！
③ 取り下げ最終期日が１月１２日なのに、消印が１月１０日って猶予がないにもほどがあるでしょ！

こんな少し考えれば詐欺とわかるようなハガキを出した悪い人たちも、言葉は悪いですがホントにアホですよね？（自分が詐欺師ならもっと上手に書く自信アリマス）何枚ばら撒いているかはわかりませんが、１枚６２円もかかるんですよ。でもそれだけお金をかけてハガキを出しても元手を回収できるほどだまされている人がたくさんいるということです。

消費生活センターでは
・基本的に放置する！
・書いてある番号には決してかけない！
・焦って電話をしてしまってもすぐに切る、個人情報は絶対に教えない！
・差し押さえなんて一切ない！安心しても大丈夫
・不安な場合は近くの警察か消費生活センターに連絡する
と対処法をお伝えしているそうです。

自分の母ももうすぐ７０歳を迎えます。以前の母であれば「こんなんサギやん！」（母は関西圏の人間ですので･･･）と一蹴していたことでしょう。ですが歳を重ねると自分の記憶に自信がなくなったり、もしかしたら自分の知らないうちに何かしたんじゃないか？と不安になり、責任感から「電話をしなければ･･･」という思いに駆られるそうです。そこで母は「どうしたらいい？」と自分に電話をしてきたそうです。
自分はひとこと「大丈夫、これはサギだし、こっちできちんと対応しておくから」と伝え、ハガキを預かってきました。（そしてこうやってネタにしているわけです♪）

みなさまのご家族・ご親族、特に高齢のご両親やおじいさん･おばあさんにこのようなハガキが届いた場合、どうか息子さんやお孫さんが預かるようにしてあげてください。手元に届いた時はサギだと思っても、手元に残しておくと時間が経つにつれて「もしかすると･･･」と思って電話をしてしまい、言葉巧みにだまされる事も多いそうです。
「ウチの親はこんなのにだまされるはずはないから」と無視することがないよう、身内全員でサギを完全撃退してくださいね。
（居宅介護支援事業所 管理者）

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