平成30年2月15日、三重県老人福祉施設協会主催の介護報酬改定セミナーに2名で参加しました。
この4月から介護報酬が改定となります。
今回の改定のポイントは、従来から言われているとおり給付と負担のバランス(制度の持続可能性)を基本として、地域包括ケアシステム(住み慣れた地域で暮らし続けるために介護・医療等が切れ目のなく提供することができる体制)の構築、介護と医療の連携への評価、介護予防・機能訓練(ADL改善等)に資するケアへの評価、身体拘束廃止に向けた取り組みの強化、デイサービス等の規模別による基本サービス費の見直しなどにウェイトが置かれた改定となっています。
今回の改定については、平均プラス0.54%報道があり、厚生労働省から示されている介護報酬単価を用いてシュミレーションをしてみましたが、当法人はそこには全く届かない状況となっており、当法人の来年度の予算調整に当たっては、サービスの質を向上させながら、ICT、介護機器・ロボットの利活用等による業務効率化・働き方改革、費用対効果を熟慮した予算投下が必要となってまいります。
さらに、超少子高齢化社会に向かい、介護が必要な高齢者が増加していく中、介護スタッフの確保・育成・処遇改善も併せて行っていかなくてはなりません。
公益法人である社会福祉法人の施設・事業所の収入の大部分はこの介護報酬で構成されています。介護報酬が上がるということは、国民一人ひとりの介護保険料負担も上がるということになりますので。国もこのバランスを考えてのこととは思います。
私たちとしては、みなさまに介護は自分たちにとって身近で大切なことだと考えていただけるよう、グリーンホームがあって良かったといっていただけるように活動していきたいと思います。
(特別養護老人ホーム 施設長)
学び・研修
介護報酬改定セミナーに参加しました。
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