平成30年2月27日(火)、三重県総合文化センターにて開催された災害時福祉支援リーダー養成講座に、特別養護老人ホーム相談員・居宅介護支援事業所管理者・防火管理者の3名で参加いたしました。講師は「NPO法人男女共同参画おおた」の日向野みどり先生と青木千恵先生で、テーマは「災害時における福祉支援 ~福祉避難所運営について学ぶ〜」でした。
お話しの内容は、大規模災害の際などに小学校などで開設される避難所開設にあたって、どのような配慮が必要でどのような事態が想定されるか、過去の事例を元に説明をいただきました。
そしてそのあとはグループに別れ、先生がお持ちいただいたカード形式の「避難所運営体験ゲーム」を行いました。これは机の上に小学校の見取り図を置き、ある条件下で震災が発生したと想定し、カードを順番にめくり記載された内容が発生した場合にどのように対応するか考えるゲーム形式のシミュレーション訓練です。
福祉避難所ではさまざまな事情を抱えた人が避難してこられ、いろいろな問題・課題が発生いたします。例えばトイレであれば設置場所や断水等の環境条件、女性への配慮、管理の方法などさまざまな気配りが必要です。そのような性別・立場別・状況別に応じたさまざまな配慮は、災害時では限られた人員や資材・時間の中で、判断・対応しなければなりません。本当に必要な配慮が「災害時だから」という理由だけでおざなりとならないよう、過去の教訓を元に平時に机上訓練を行うことは非常に意義深いと感じました。
本日は県内各地の保育園や障害者施設・高齢者施設・社会福祉協議会の職員さんなど、70名近い専門職の方々が参加されました。
本日のような研修等を通じ過去の災害を学び、いつか来るであろう災害に備えて今後も取り組んでいきたいと思います。
(特別養護老人ホーム 防火管理者)
学び・研修
三重県社協研修 災害福祉支援リーダー養成講座に参加しました。
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