平成30年4月22日(日)、鈴鹿市認知症キャラバンメイト連絡協議会に居宅ケアマネ2名と地域コンシェルジュの3名で参加いたしました。
認知症キャラバンメイトとは、認知症サポーター(認知症の方やその家族を見守り応援するボランティア)を養成するための講座で講師役を務める者をいいます。当法人では今日参加した3名が認知症キャラバンメイトとして鈴鹿市へ登録しております。
今日のキャラバンメイト連絡協議会では平成29年度の認知症サポーター養成講座の実績報告と、認知症に関する研修、そして参加者相互の情報交換などを行いました。
鈴鹿市における認知症サポーター養成講座ですが、昨年度は市内で103回開催され、4519人が認知症サポーターとして登録されたそうです。さらに平成28年2月~平成29年11月に養成された認知症サポーター数の総人口に占める割合が、人口20万人~50万人規模の自治体の中で全国1位となり、2月には末松市長が表彰式にて感謝状を授与されたとのことでした。
今日の講演会では名古屋を中心に活動されている「あゆみの会」と、鈴鹿市内で活動されている「レイの会」というふたつの団体で活動されている認知症を患った当事者やその方々に寄り添う支援者の方々にお越しいただき、活動のお話を聞かせていただきました。
認知症は特別なものではなく誰もがなりうる「病気」です。症状にもよりますが、認知症だから何もかもできなくなるのではなく、周りの方々の少しの支えとちょっとした優しさや理解があれば、社会で共に生活していけるというお話が大変印象に残りました。さらには自分たちが認知症であることを周りに打ち明けることで、多くの方々との交流につながり社会への認知症の理解が深まったり、当事者同士のつながりによる共感が自分たちの支えとなっているというお話にとても感銘を受けました。
私たちも地域の中で認知症に対する理解が深まるよう、引き続き行政や専門機関と協力しながら認知症サポーター養成をはじめ、認知症に対する啓発活動に取り組んでいきたいと考えています。
認知症への理解を深めたい、認知症の方々への接し方について学びたいと思われる方がいらっしゃいましたら、私たちを含め市内のキャラバンメイトが訪問し、無料で地域の各種団体(自治会や企業・趣味のサークルやいろいろなグループなど)に対し、認知症サポーター養成講座を開催させていただきます。詳しくは鈴鹿市役所の下記のサイトをご覧ください。
(居宅介護支援事業所 管理者)
学び・研修
鈴鹿市認知症キャラバンメイト連絡協議会に出席いたしました。
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