グリーンホームだより

平成30年4月29日、パナソニックエイジフリー株式会社様主催・社会福祉法人安全の里様後援の「自立支援介護導入＆実践セミナーin亀山(テーマ：根拠に基づいた自立支援型介護を実践する為に)」に職員4名と参加しました。
私たちの業界では、超高齢化社会を迎えていることに対する国の施策・方向性もあって、「自立支援介護」という言葉が、トレンドになっています。
しかし、「自立支援介護」の明確な定義や正しいプロセスはまだ確立されておらず、国も私たちも今まさにそのエビデンス（根拠）の構築に向けて、取り組んでいます。
今回、排せつと入浴の自立支援、褥瘡の予防等について講義と実技講習を受けました。
科学的に根拠のある介護・生産性を高めていくケアとご利用者の生活の質(QOL)の両方を高めていくケアについての考え方・手法を学ばせていただきました。
安全の里様が新しく開設されたグループホームの見学もさせていただきました。
ホーム内は無垢の木を多く使われていて、認知症を抱えられている方が気持ちよく生活できる環境でありました。
鈴鹿グリーンホームでは、自立支援介護をご利用者・ご家族が望む暮らしの実現に向けて多職種と伴走することだと考えています。
それぞれの方の「暮らし」の構成要素は、科学的な介護のみでなく、それに加えて、それぞれの方が持たれている“考え方”を理解した支援や一見無駄とも思える支援の無限の組み合わせとなります。そのため、私たちの知識や技術を一方的に提供するだけでは、その方々の生活の質や満足感は高まらないと思います。
本日学ばせていただいたことを参考にして、ご利用者・ご家族主体のケア・支援に取り組んでまいります。
（～私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます～ 特別養護老人ホーム 施設長）