グリーンホームだより

平成30年5月29日、30日に亘り、公益社団法人全国老人福祉施設協議会の21世紀拡大委員会に出席しました。
21世紀委員会は、おおむね50歳未満の若手経営者・リーダー等により組織されている委員会です。
本拡大委員会は、全国の各道県・市等の若手代表が出席し、社会構造が大きく変化し、給付と負担割合等の制度・事業の持続可能性や働き方改革、技術革新が進められている中、介護・福祉を取り巻く様々な課題について、意見の集約を図り、今後に向けた取り組み方策や制度設計等の方向性について議論し、意見を取りまとめるというもので、昨年10月に次いで第2回の開催になります。

介護現場の最前線で、ご利用者、地域住民のみなさまの支援をさせていただいている私たちは、最もみなさまの状況や課題を理解している立場であると思います。
今回、介護保険制度や介護報酬等が改正・改定されましたが、まだまだ地域のみなさまが介護保険や福祉サービスを利用しやすい状況になったとは言えません。

今回、議論の大きな柱として、
(１) 「現場実践と制度づくりの好循環」を目指して…次回以降の介護保険制度改正・介護報酬改定に積み残された課題への対応
(２) 特養における医療のあり方
(３) 特養入所要件の特例要件にかかる現場実態に見合った見直し
(４) 地域における通所介護等サービス提供のあり方
(５) 自立支援介護のあり方
(６)ICT・介護ロボット・AIの利活用
(７)介護人材対策について
(８)ブランディング
の課題ごとにグループディスカッションを行いました。三重県の若手代表として、地域の抱えている課題等について、制度等に反映されることを望み、意見を申してまいりました。
このような活動によって、地域のみなさまが真に使いやすい制度につながるとよいと思います。
(～私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます～特別養護老人ホーム　施設長)