グリーンホームだより

平成31年1月28日、全国老施協主催の新春トップセミナーに理事長と参加しました。
テーマを「これからの社会保障制度の行方と老施協ビジョン2035の使命」として、各講師の講演等を聴かせていただきました。
プラス0.54%となった平成 30 年度介護報酬改定を受けて、介護現場においては、3割以上が赤字経営を強いられていた危機的状況を一旦乗り越えた一方、深刻な介護人材不足、医療・介護の連携など、 次なる課題に直面しています。また、「経済財政運営と改革の基本方針 2018」いわゆる骨太の方針 2018においては、依然として「実質的増加を高齢化による増加分に相当する伸びにおさめることを目指す」旨が明記されており、社会保障費の抑制傾向は不可避の状況にあります。
さらに、限られた社会保障財源のなかでも地域包括ケアシステムの推進に向けて社会保障制度の充実に資する政策を推し進めています。
私たち事業者は、超高齢化・生産年齢人口減少の中で、サービスの維持・向上を図りながら、介護離職の防止や健康寿命の延伸・介護予防等に取り組んでいかなければなりません。そのためには、社会情勢や国の施策の動向、今後の介護・福祉ビジョンを学ぶことはとても重要です。
今回、各講師から、幅広く深い学びをさせていただきましたので、地域と介護現場が目指すべき方向を擦り合わせていきたいと思います。
（～私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます～ 鈴鹿グリーンホーム 施設長）