平成31年2月6日(水)、昨年開催された2回の研修会に続き、本日も勤労福祉会館で行われた平成30年度第3回社士会鈴亀支部研修会に、居宅介護支援事業所ケアマネ1人が参加いたしました。
今日のテーマは「癌患者に対する相談援助と緩和ケア病棟の機能について」で、鈴鹿中央総合病院の医療福祉相談センターに勤務されている。医療ソーシャルワーカーさんのお話を聞かせていただきました。
ご存知の方も多いかと思いますが、鈴鹿中央総合病院に昨年11月より新しく「緩和ケア病棟」が新設されました。ここはがんと戦う患者さんに対し、集中的な緩和ケアを提供して在宅へ円滑に戻るための支援をしたり、家族の負担軽減を目的に一時的な入院を受け入れる、あるいは安心できる看取りの場を提供することを目的としている病棟です。
癌をはじめ様々なご病気と戦う患者のみなさまに対し、検査や診断・治療を行うのは医師や看護師等の役割です。それに対し医療福祉相談センターの役割としては、患者のみなさまが社会的に安心して治療を行なうためのサポートで、例えばお仕事をしながら治療を続けるための助言や、各種社会制度の活用による金銭面での相談、患者同士のつながりや交流の場の紹介等の精神的支援など多岐にわたります。今日の研修ではそのような相談の実際の様子や、緩和ケア病棟の活用方法などについて、詳しくわかりやすいお話を聞かせていただきました。
抗癌剤治療といえば以前は入院治療が中心でしたが、現在は薬や治療法の進歩により、ご自宅で生活をしながら通院により治療を受ける方がたくさんいらっしゃいます。私たち地域で活動する介護支援専門員も、そのように生活される方々のお力添えをさせていただく事も多々ございます。今日のような研修で得た知識や、日々の病院や各関係者との連携を大切にしつつ、様々な生活課題でお困りの方に対応できるよう、取り組んでまいりたいと思います。
(居宅介護支援事業所 管理者)
学び・研修
三重県社会福祉会三重支部研修会を受講しました。
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