平成31年4月23日(火)、鈴鹿市消防本部で行われた高齢者福祉施設等における救急対応等の説明会に参加いたしました。これは鈴鹿市健康福祉部、鈴鹿市消防本部、鈴鹿市在宅医療・介護連携支援センターすずらんのお声かけにより、市内の入居・通所等の各高齢者福祉施設の職員が参加させていただいたものです。
今年の年末年始に市内の各高齢者福祉施設へアンケートを行なった結果を踏まえ、入居者の急変時の対応や救急搬送時の課題などをディスカッション形式で話し合うとともに、施設職員と救急隊の連携と相互理解を深める内容でした。
救急要請や医療機関への搬送時には、その対象者の情報が重要です。そのやり取りをどうするか?施設職員やケアマネジャーが日々の関わりの中で集めた情報がとても大切で、その情報をいかに速やかに連携の中で円滑にやり取りをするかが大きな課題であるとのお話でした。
また鈴鹿市に限らず全国で問題となっているDNAR(Do Not Attempt Resuscitation:心肺停止時の心肺蘇生拒否)の意思表示についても、お話がありました。人生の最終段階で治療方針が自分で判断できなくなった場合に備え、どのような治療を受けたいか?あるいは受けたくないか?といった内容を、主治医や家族と事前に話し合い書面に示しておくという取り組みです。これも難しい問題ではありますが、事前に確認しておくことが望ましいとのお話が大変印象的でした。
私たち高齢者施設もご利用されている方の急病やケガ等の状態変化により、救急車を要請し救急隊にご支援をお願いすることも多々ございます。今日のお話を伺い、その救急や医療の現状を知ることで、我々介護施設側が取り組むべき課題も改めて再確認ができました。今後も入居・ご利用いただいている方の安心・安全につなげられるよう、各関係機関と連携を深め対応力の向上を目指したいと思います。
(特別養護老人ホーム 生活相談員、医務係 看護師、居宅介護支援事業所 管理者)
学び・研修
高齢者福祉施設等における救急対応等の説明会に参加いたしました
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