平成27年1月30日、三重県老人福祉施設協会 21世紀委員会が主催する「広域防災」をテーマとした研修会に参加しました。
研修会には、三重県だけでなく、愛知県、名古屋市、岐阜県の老施協21世紀委員も参加し、三重県防災対策部担当官から、「みえの防災対策 大規模災害に備えて」をテーマとした講演、各県・市の委員から、防災についての取り組みや地域との連携について、事例が報告されました。
その後参加者同士、各県・市を超えて防災への取り組みをどのようにしていくべきかについて意見交換を行い、発表を行いました。
「普段行っている機能訓練やケアがいざという時の避難時間を短縮することができる」「地域の避難者の受け入れのため、利用者分以上に食糧を多く備蓄する」「避難の際は上へ上へと避難するよう取り決めている」「防災だけでなく、感染症や機器が使用できない時についても事業継続計画を作成しておく」「まず地域と近隣施設で顔のつながりのある関係を築いている」など、当施設でも学ぶべき多くの好事例が報告されました。
南海トラフ地震は今後30年以内に60~70%、50年以内に90%程度以上発生するといわれており、発生時にはかなりの被害が想定されています。講師の先生は「津波被害が想定される地域では、まよわず避難する」「昭和56年5月以前の木造住宅は耐震診断を受けて、耐震性が低ければ耐震補強工事を行う」「家具類を固定する、室内の物が落ちてこないような安全な場所で寝る、できるだけ2階で寝る」などを100%行なうことより、被害を最小限に食い止めることができるとおっしゃっていました。
今回、学んだことを生かし、安心安全な施設づくりに努めてまいります。
学び・研修
他県との合同研修会「広域防災」を受講しました。
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