令和元年12月8日、介護ロボット三重フォーラムに当ホームのスタッフがパネラーとして登壇しました。
○三重県におけるヘルスケア産業の振興に関する取組
少子高齢化、65歳以上の方の増加が著しくなる。ライフイノベーション課として、介護を支えるスタッフからの意見を集約し、仕事がしやすくなったり、省力化などに向けて、製品開発に取り組んでいきたいとのことでした。
○平成30年度介護ロボットのニーズ!シーズ連携協調協議会事例報告
介護現場で必要とされるニーズとシーズ(技術)をマッチングさせる。介護ロボット等については開発すべきテーマや具体的な機能などの向上のための取り組みをしているとの報告でした。特に、全国的に珍しい研究としては、介護場面における香りの取り組み。香りによる快の刺激、リラクゼーションを提供することで、周囲の人と適切な交流が促進されるという研究結果があり、これからの新しいケア方法として発信していきたいとのことでありました。
○HALを使った近未来介護
世界初のサイボーグ型ロボットで介護を減らす!HALを自立支援用としても活用できる。HALを使って運動学習を行いリハビリを行い、脳を刺激することにより、再び動けるようになったという報告があり、介護が必要な状態から回復することにより介護度の軽減、介護財政の軽減が期待できる。ロボケアセンターでリハビリができるとのことでした。
○パネルディスカッション
各施設での介護ロボット等の導入、活用事例などの報告を聴きました。眠りスキャン、HALの導入過程、活用事例、スタッフの反応は?との質問には、導入メリットとして、施設のリクルート、イメージアップ用として、スタッフのモチベーションアップ等に有効との回答がありました。眠りスキャンは、根拠のある訪室、介護軽減、1ケア1ケアを少しずつ短縮していき時間を捻出、ゆとりのあるケアにより、介護スタッフの負担を軽減できているという効果があるという報告があり、介護事業(同業者)からも色々な質問がありました。
一般市民の参加者もいて、介護福祉に対する関心の高さも感じました。
介護は今、現場革新が起こり始めています。このような機会て報告させていただいたり、意見交換をさせていただき、テクノロジーをさらに使いこなせるようにしていきたいと思います。
(特別養護老人ホーム 生活相談員、介護支援専門員)
活動・コラム
介護ロボット三重フォーラムに参画しました。
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