前回に続いて第2セクションについて説明したいと思います。
2つめのセクションは、第1セクションよりも多くて、15項目設定しています。
「ご入居者が自分の住まいと思えるために」への支援になります。
項目が多いので、何回かに分けて当ホームでの運用状況を掲載していきたいと思います。
➅ホーム内での暮らしの場(プライベート・セミプライベート)と地域の場(パブリック・セミパブリック)の理解が進み、その設えもそれぞれに工夫がされ活用されている。
※1枚目の画像…腰を掛けて向かい側の外の風景が見られるようにユニット玄関横に設置されているスペースです。
➆ユニット間には、ほどよい空間や仕切り(玄関など)があり、「隣家」をイメージできるものになっている。隣り合うユニットに境がなかったり、2つのユニットを1つとして運営していない。
※2枚目の画像…こすもすユニットの玄関です。それぞれのユニットに玄関があります。それぞれのユニットは1つの「家」と考えていますので、私たちが訪問する時には「お邪魔します。」と言って入らせていただいています。
⑧風・光・季節の移ろいが感じられるような居場所があり、いつでも自由にいけるようになっている。
※3枚目の画像…ウッドデッキ、真ん中にけやきを数本植えています。随分と大きくなってくれました。けやきは季節の移ろいが感じられるだけでなく、葉が茂る夏場は日よけに、冬場、落葉後にはお部屋などに日差しが入るように工夫しています。また、当日は陽気もよかったことから、ご入居者がリビングから外の景色や花々をご覧になっている様子が見られました。そのご入居者はどんなことを感じられながらゆったりと景色を見られていたのでしょうか。
⑨暮らしの場や地域の場に応じて電燈の色も変わり、内装にも変化を加え暮らしにメリハリつけている。
※4枚目の画像…ユニット内は暖色系、ユニットの外のパブリックスペースなどは白色系の電燈を意識的に使用しています。
(「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」“We will continue to be trusted by the community” 特別養護老人ホーム 施設長)
特養(特別養護老人ホーム)
特別養護老人ホームについて(その8)
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