グリーンホームだより

梅や桜の季節はすっかりと終わってしまいましたが、今グリーンホームの周辺ではお茶の新芽がとてもきれいです。

グリーンホームのある鈴鹿西部地域は植木とともにお茶の栽培が盛んで、少し走れば見渡す限りのお茶畑という風景をあちこちでみることができます。ここ最近送迎や訪問の途中にそのような場所を通ると、新芽の鮮やかな緑色が一面じゅうたんのようにとてもきれいです。
ご利用されている方の中には若いころにお茶や植木の栽培に従事されていた方も多く、会話の中に「今頃は肥料をやる時期や」など、長年染みついた農家の経験談をよく聞かせていただきます。
また今の季節は日によって夜に冷え込むこともあり、そんな日は霜害からお茶の新芽を守るため防霜ファン（扇風機のようなもの）やスプリンクラーが作動し、自然を相手に取り組まれているお茶農家のご苦労がしのばれます。

ちなみにこの地域のお茶は「かぶせ茶」として出荷されるものがほとんどで（三重県はかぶせ茶の生産が日本一です）、このきれいな新芽のじゅうたんはもうすぐ一面が黒い遮光幕に覆われて、また違った風景に変わっていきます。

自然に恵まれたこの地域の特徴ある風景も、決して当たり前の風景ではなく、そこに住むみなさんの力で保たれているのだと改めて実感いたします。
そのような地域の中で私たちもみなさまにより一層信頼いただけるよう、地域福祉の向上に取り組んでいきたいと思います。