グリーンホームだより

学び・研修
諸葛亮の知略(その2)
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諸葛亮の知略は並外れたものですが、それだけではなく自分に厳しく信賞必罰、加えて人心を引きつける人物に描かれています。
その中で人心を引きつけるエピソードとして「七擒七縦(しちきんしちしょう)」があります。

「7回捕らえて」、「7回解き放す」。

南方の地の平定に向かった諸葛亮は、敵将の孟獲を捕らえては逃がすことを7回繰り返しました。
捕らえられた際に孟獲は、自分のミスを他者や諸葛亮などのせいにして言い訳を繰り返します。しかし諸葛亮は都度苦し紛れとも思える言い訳を聞き、その度に解き放します。
これを繰り返した末、孟獲は心から敬服し、以後は背くことはなかったということです。
諸葛亮は異郷の地の平定という特異性、敵将孟獲の立場や性格など、相手のことを分析した上で勝算ありとみたのだと思いますが、せっかく捕らえた敵将に対して逃すという危険と思える戦略を悠々とやってみせます。
戦わずして勝利することが、兵法の最上の策といいます。学ぶべきところが多いシーンのひとつです。

(「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」“We will continue to be trusted by the community” 特別養護老人ホーム 施設長)

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