グリーンホームだより

最近、雑誌などでもよく見かけるワード"DX"。
デジタル・トランスフォーメーションのことで、経済産業省の定義は、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」とされています。
時代の変化や技術の進歩も激しいわけですが、コロナ禍が長期化していることによって、ますます先行きが不透明で、過去の成功例の延長線上に解がない（過去の成功例と同じことをしても通用しない）ことが増えてきました。
そのような中、2020年8月28日に経済産業省は「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会 中間取りまとめ～サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の実現に向けて～」を公表しました。

「企業のサステナビリティ」(企業の稼ぐ力の持続性)と「社会のサステナビリティ」(将来的な社会の姿や持続可能性)を同期化させる対話やエンゲージメントを行っていくための経営の在り方、対話の在り方を、「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)」と呼ぶこととされ、私のイメージとしては、「DXは企業や社会の持続可能性の仕組みの中の一つととして捉えられている。」と思っています。

今、介護分野も少子高齢化の進展の中で、介護保険制度の持続可能性が継続課題となっています。その一つとして介護現場のDXが推進されていますが、DXは広く社会的にどのような意義や価値を持つことができるのか、私自身考えながら務めていきたいと思います。


（「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」“We will continue to be trusted by the community” 特別養護老人ホーム　施設長）

画像出典：経済産業省「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会 中間取りまとめ~サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の 実現に向けて~」（2020年8月28日）

経済産業省「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会 中間取りまとめ~サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の 実現に向けて~」（2020年8月28日）