グリーンホームだより

活動・コラム
認知症の行動心理症状に関する評価
人物のアイコン

認知症の行動心理症状(BPSD(※1))の評価指標のひとつである「NPI」。
厚生労働省の科学的介護情報システム「LIFE」のインターフェイスに追加されたとの情報いただき確認しましたが、入力、データ提出はまだできないようです。
現在、LIFEのBPSD関連指標ではDBD13(※2)が用いられていますが、当ホームではNPIが介護現場がわかりやすいのではないかということで、BPSDケアプログラム(※3)を受講し、東京都「認知症ケアプログラム推進事業」によるオンラインシステム「DEMBASE(※4)」を活用すべく取り組みを進めています。


(※1)BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)
認知症患者に頻繁に見られる知覚、思考内容、気分、行動の障害の兆候。不安、うつ、怒りっぽさ、幻覚、妄想、徘徊など。(東京都医学総合研究所)

(※2)認知症行動障害尺度(Dementia Behavior Disturbance Scale:DBD13)
認知症を有する方の行動・心理症状(BPSD)について13 項目の各項目を 0:まったくない、1:ほとんどない、2:ときどきある、3:よくある、4:常にあるの 5 段階で評価します。すべての項目の点 数の合計で評価されますが、13 項目について「まったくない」場合は0点のため、点数が低い場合は行動・心理症状の発現が少なく、合計点が高い場合は行動・心理症状の発現が多い結果となります 。
(株式会社三菱総合研究所ヘルスケア・ウェルネス事業本部「ケアの質の向上に向けた科学的介護情報システム(LIFE)利活用の手引き」)  

(※3)日本版BPSDケアプログラムとは
東京都では、公益財団法人東京都医学総合研究所と協働して、スウェーデンのケアプログラムをもとに、日本版BPSDケアプログラムを開発しました。日本版BPSDケアプログラムは、介護保険事業所や地域において、認知症ケアの質の向上のための取組を推進する人材を養成するとともに、BPSDの症状を「見える化」するオンラインシステムを活用し、ケアに関わる担当者の情報共有や一貫したケアの提供をサポートするプログラムです。介護保険事業所等においては、ケアプログラムに係る研修を修了したアドミニストレーターを中心として、①NPI評価尺度を用いたBPSDの「観察・評価」、②「背景要因(ニーズ)の分析」、③ニーズを踏まえた「ケア計画」の策定、④計画に基づくケアの「実行」の4つのステップを繰り返しながら、症状の改善を図っていきます。
(東京都福祉保健局「とうきょう認知症ナビ」)

(※4)DEMBASE(デムベース、英称:DEMentia Behavir Analytics & Support Enhancement)
ケアスタッフの皆で行動心理症状の《観察・評価》《背景要因の分析》《計画》《実行》の4ステップを繰り返し継続しながら、ケアの質を高めていきます。
(東京都医学総合研究所)


(「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」“We will continue to be trusted by the community” 特別養護老人ホーム 施設長)

この記事に対して・・・

ええな~!
23 人が「ええな~!」
と言っています。
  1. #BPSD
  2. #DBD13
  3. #DEMBASE
  4. #LIFE
  5. #日本版BPSDケアプログラム
ワーク・ライフ・バランスの取り組みについてワーク・ライフ・バランスの取り組みについて
スタッフ募集!!スタッフ募集!!

Copyright © 2017 社会福祉法人 鈴鹿福祉会
鈴鹿グリーンホーム All rights reserved

プライバシーポリシー