グリーンホームだより

平成27年10月20日、一般財団法人シルバーサービス振興会が主催する介護プロフェッショナルキャリア段位評価者（アセッサー）講習会を2名で受講しました。
今回は、全国で4300名の受講者があるということで、各介護事業所の介護職員育成に対する関心の高さがみられています。
介護プロフェッショナルキャリア段位とは、聞きなれない言葉ですが、一定の実務経験を有した者が評価者となり、介護事業所、施設内の介護職員の「できる（実践的スキル）」を評価した結果に基づいて、(介護職員の介護技術の)レベルを認定する制度です。
今までは、介護福祉士や認知症介護実践者研修などを取得した職員を一定人数以上施設に配置して評価を得るという構造的なものから、ひとりひとりの介護職員の持っている技術や実際に提供するサービスの質に着目し、その「プロセス(経過)」を評価して、それに応じたレベル認定を行なうことになります。
具体的には、「入浴前の確認」場面では、どのような状態の方にどのような手順で介助を行なったのか、実際の場面を評価者の資格を持った者が現認し、記録確認を行ない、全ての評価基準をクリア(「できる」)すれば合格になるというものです。
これは、日本で共通された介護技術のものさしで、世界を見ても例はないということ
です。
ひとりひとりの介護職員が高い介護技術をもって、みなさまに適切な介護サービスを提供することができるよう努めてまいります。
(鈴鹿グリーンホーム　施設長)