平成27年11月11日〜13日、全国老人福祉施設協議会主催の全国老人福祉施設大会に参加しました。
初日は両国国技館において、全体会がありました。厚生労働省老健局長の行政報告、全国老人福祉施設協議の基調報告、記念講演として東京大学名誉教授の神野氏の話を伺いました。介護保険制度という社会保障制度を財政学からという違った切り口から見てみるとまた新たな課題や解決の糸口が見えてくることがあります。私たちが向かうべきところはどこか、これからどのように進化していくべきかについて考えさせられました。
2日目は、第1分科会の「科学的介護の実践 (高品質サービスの追求)〜アウトカム評価の指標づくり〜」に参加しました。
今は、食事、入浴、排せつ、移乗介助といったルーチンワーク的な介護業務だけではなく、併せて構造、過程、結果の3つが揃った「質」の高い、根拠に基づいたケアを提供することが求められています。そのためにはシステムや介護方法を確立した上で実施した成果や効果を検証していくことが必要であるということでした。どうすればご利用者やご自宅で介護をされているご家族の生活の質が向上するのか、私たちに大きな期待がかけられています。
3日目はシンポジウムに参加しました。「超高齢・人口急減社会…迫る大都市医療・介護崩壊」がテーマでした。
東京圏の都市部では2020年には、高齢化率が26%を超えると予測されています。同時に地方では限界集落を超えて消滅してしまう自治体も出てくるのではないかと言われています。これからの介護をどうしていくのかということは目の前に迫った切実な問題であり、解決しなければならない大きな課題であります。パネラーからは様々な意見や報告がなされました。
今回学んだことを施設運営に活かしていきたいと思います。
(鈴鹿グリーンホーム 施設長)
学び・研修
第72回全国老人福祉施設大会東京大会に参加しました。
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