グリーンホームだより

１２月１８日（金）三重県および三重県身体障害者総合福祉センター主催による平成２７年度住宅改修研修会に居宅ケアマネ2名が参加いたしました。三重職業能力開発促進センター伊勢訓練センターの山手聖生氏（建築・居住系職業能力開発指導員）が講師をされ、「福祉住環境を考慮した住宅改修の基本」というテーマでした。

今回の講義では「建築図面の見方」と「住宅改修のポイント」という内容で、木造住宅の部材名称と役割・構造図の見方・福祉住環境整備の留意点（住宅の品質確保の促進等に関する法律：通称 住宅品確法）などの建築の専門的知識を学びました。単に住宅改修と言っても柱や梁など構造上（建物の役割上）工事してはいけない箇所もあるとのことで、大変勉強になりました。また住宅品確法という評価基準があり、段差の解消や玄関の出入り口や廊下・通路などのスペースなどの明確な基準があるとのことで、高齢者等への配慮に関する法令についても学ばせていただきました。

私たちケアマネジャーが担当させていただいている利用者の多くは、介護が必要となった状態でもできるだけ長く住み慣れたご自宅での生活を望まれているかと思います。ご自宅で安全に安心して生活が続けるため、あるいは介護される方の負担軽減につなげるためのひとつの手段として、住宅改修工事や各種福祉用具を活用する事が有効な場合もございます。

みなさまの中で、ご自宅内でつまずきそうで怖い、転ばないか心配という箇所はございませんか？そのような方は、我々ケアマネジャーが大工さんや福祉用具の専門家と連携し、それぞれに適した改善提案をさせていただきますので、どうぞ遠慮なくご相談ください。
（居宅介護支援事業所 介護支援専門員Ｆ）