グリーンホームだより

自宅からの『暮らし』を大切に考えている当ホームでは、食事を「おいしい・楽しい」ものにするため、ご飯はユニット内で炊飯し、おかずは厨房で調理したものを各ユニットで、ご利用者と会話をしながら対面で盛り付けをしています。
『おいしく食べる』のは、おかずの温度も大切な要素でが、必ずしも「温かいまま・冷たいまま」を好む方ばかりではありません。
大切なことは、「その方にとってちょうどよい温度」かということです。難しいことですが日々ご利用者の好みを知ろうと頑張っています。
次に『楽しく食べる』ですが、ご利用者のよっては楽しく食べる条件も異なります。
当ホームでは、ご利用者おひとりお一人の起床時間等の生活リズムに合わせながらケアを行い、食事は目の前でよそう・取り分けることにより、「食器の音・よい香り・自宅での食事の雰囲気」を感じていただき、暮らしの一場面を演出するよう努めています。そのため、体の具合によっては量を少なく盛り行けることもできますし、或いは多く・お替わりをしていただくこともできます。厨房で盛り付けられた一斉配膳では配慮できないことも、そうすることでご利用者おひとりお一人の気持ちを大切にすることができます。もちろん介護のプロとして、食事摂取量の低下がみられる方については継続的にフォローする必要があります。
いずれにしても、「おいしく・楽しく」食べることにルールはないように感じています。ご利用者おひとりお一人の気持ちに沿った支援ができればよいと考えています。

次回は『食器』について書きたいと思います。
（いちょうユニット・ひのきユニット）