グリーンホームだより

活動・コラム
当ホーム協力 厚生労働省 効果検証資料が掲載されています。
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昨年度、厚生労働省の「介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業」に協力し、その報告書が厚生労働省のホームページに掲載されています。

当ホームが協力しようと考えたのは、鈴鹿市では今後20年で後期高齢者が約35%増加し、生産年齢人口が約30%減少すると予測されており、要援護高齢者に対しての支援をどのようにしていくかが地域における社会課題のひとつになっています。
そのため、以前から日々進行していく人材不足にどのように対応するかを常に模索していることと、今年度の事業計画目標でもある「介護サービスの質向上と “同時に” スタッフの負担軽減を図る」ことにチャレンジしたかったからです。

当ホームの結果としては、理論値として1人の介護職員でご入居者29.3人まで夜間対応が可能ではないかと推察することができましたが、介護サービスの主体者はご利用者であり、尊厳の保持や自立支援が重要で、その前に人と人との関わり、信頼関係や適時適切なコミュニケーションといったことがあっての前提です。

テクノロジーや機器を導入すれば、課題が解決するわけではなく、専門人材に加え、お元気な高年齢者や障がいをお持ちの方、外国人介護人材などに助けてもらいながら運営していく必要があると考えています。

本結果が真に良質なサービス且つサステナビリティ(持続可能性)の観点で運用され、人員配置基準の見直し(減少)や介護報酬プラス抑制改定の材料に用いられないことを切に願っております。

今回、当ホームが協力させていただいたのは、見守り支援機器(カメラ系センサー)の全床設置(30床)+インカムの環境でしたが、引き続き、創意工夫を重ね、「介護サービスの質向上と “同時に” スタッフの負担軽減を図る」ことを目標に取り組んでまいります。


(「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」“We will continue to be trusted by the community” 特別養護老人ホーム 施設長)


※画像:厚生労働省ホームページ「第216回社会保障審議会介護給付費分科会 資料」

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