平成28年6月20日、21日、平成28年度東海北陸ブロック老人福祉施設研究大会(愛知・名古屋大会)に参加しました。
テーマを『地域に描こう これからの介護!』とし、1日目は基調報告・記念講演、2日目は、分科会において各施設の取り組みについての研究発表を聴講しました。
私は、第4分科会『中重度者シフト時代の生き残り策~「看取り・認知症ケア」へ舵を切れ~』の司会を、スタッフは第2分科会『新しい人づくり~最先端の介護と人間性』で研究成果を発表しました。
参加させていただいた2つのテーマは、ともに高齢者介護施設にとって特に重要なテーマです。
ケア=その方・生活を改善すること。そのために専門スタッフが協力してどのようなケアを行っていくのか。発表では、ケアを実施することにより当然改善をするのですが、「なぜ・どのように」改善したのか、ただ単に結果だけでなく、その理由を数値化して示すことにより、ケアのアウトカム(成果)へのプロセス(過程)を明確にされていました。これからは、ご利用者お一人おひとりのご希望・ニーズを満たせるケアの実施し、その内容をご利用者・ご家族に説明していくことが必要です。
また、ケアを提供するのはスタッフです。スタッフをいかに育成し、よりよいケアにつなげていくかも重要な課題です。そのためには、育成だけではなく、やりがいのある職場を形成し、ケアを行う動機づけをしていくことが求められます。分科会では当ホームの「人づくり」の取り組み事例を報告させていただきましたが、今回の研修で学ばせていただいた他施設の先駆的な取り組みを積極的に取り入れ、地域のみなさまに対して、常に質の高いサービスを提供することができるよう努めてまいります。
(特別養護老人ホーム 施設長)
学び・研修
東海北陸ブロック老人福祉施設研究大会に参加しました。
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