グリーンホームだより

学び・研修
第13回日本高齢者虐待防止学会に参加しました。
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平成28年7月15日・16日、神奈川県横浜市にて開催された日本高齢者虐待防止学会横浜大会に参加いたしました。初日は市民講座として高齢者虐待と認知症についてのお話で、2日目は専門的な各種講演やセミナー・プログラムへの参加でした。

さてみなさんは、高齢者虐待というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
高齢者虐待は高齢者虐待防止法において「身体的虐待」「心理的虐待」「経済的虐待」「性的虐待」「介護放棄」の5種が定義されております。
高齢者虐待は、介護者が要介護者に対し手を挙げたという単純なものではなく、その背景には介護者の孤立や知識の不足・介護者自身の病気やストレスなど様々な要因が絡んで起こります。献身的に一生懸命介護されていたご家族様が、些細なきっかけで思い余って手を挙げてしまうという事例も多く見られます。なので単純に手を挙げた側が罰せられれば解決という問題ではありません。要介護者もその方を介護する方も安心して生活できて、はじめて解決に近づいたと言えるのではないでしょうか。

虐待に至る前に未然に防ぐためには、孤立させないことが大切です。当事者によりなんとかSOSを発信いただいたり、相談いただくことが大切ですが、介護に悩んでいる方がもしも近くにいらっしゃったら、多少お節介であっても周囲の方が気づいてあげたり、話を聞いてあげることが重要であるとのお話が印象的でした。

今回の講演やセミナーを通じ、我々地域で活動する福祉の専門職がどのように関与していけば良いか、さまざまな答えやヒントをいただくことができました。私たちも今日学んだことを活かしつつ、地域包括支援センターなどの関係機関と連携しながら、これからも地域の中で活動していきたいと思います。
みなさま自身やご近所の方で介護についてお困りごとがございましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。
(居宅介護支援事業所 管理者)

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