平成28年7月27日、28日 鈴鹿亀山地区老人福祉施設協会の県外研修会に参加しました。
今回の目的は、防災です。非常災害時における鈴鹿亀山地区の加盟施設間の連携を図るために、阪神淡路大震災の被災を受けられた施設に訪問し、発災時に勤務していた職員の方から、当時の細かな状況について、生の声を聞きました。発災時には、職員は勤務している者、していない者、通勤距離の違い、通勤ルートの安全性の違いや非常災害時の備蓄(特に水、飲料水だけでなく、手洗いやトイレ用の水の調達)、食事の提供や送られてきた食事内容と喫食対象者とのミスマッチなどが特に問題があったとのことでしたので、当ホームも対策の参考にしたいと思います。
2日目は、災害対策に重点をおいている兵庫県の広域防災センターにて、担当の職員の方から施設の概要や防災力を高めるための指導をいただきました。
職員の方のお話では、1 自分自身の安全・2 現場(初期消火など)・3 入居者の安全の順に確実に行うこと、避難経路の周知、家具などの転倒防止、備蓄品の準備、地域との相互交流、防災訓練・防災教育の実施が重要であり、これらに日常的に取り組んでいくことにより、非常災害時に大きな力を発揮することができるとのことでありました。
その後、地震車により、再現された過去の大地震を体験しました。私は関東大震災を再現したものを体験しましたが、細かく凄まじい縦揺れの後に、大きな横揺れがやってきました。揺れている時間も長く、当時と今は建物の強度が異なるとはいえ、大きな被害が出るのではないかと感じました。
又、今回、備蓄倉庫も見学させていただきました。県民の命生活を守るための備蓄品が必要想定量、きちんと整理して保管をされていましたが、建物の広さは圧巻でした。
今回の研修会で学んだことを今後の防災対策に役立てていきたいと思います。
(鈴鹿グリーンホーム 施設長)
学び・研修
鈴亀地区老施協県外研修会に参加しました。
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