高度介護福祉人材の育成を目的として、専門学校ユマニテク医療福祉大学校 介護福祉学科(四日市市)で今年度より非常勤講師を担当させていたただいています。
「介護ICT」をテーマとして、介護現場での「ICT(情報通信技術)」「介護ロボット」「科学的介護情報システム(LIFE)」の3項目について、学生に理解を深めてもらっています。
この講義を行う理由は、ズバリ介護現場で実践力のある人材を育成することです。
今、介護現場ではこれまでの介護スキルに加え、介護ソフト及びそれに関連する機器・端末、介護ロボット、LIFEを始め、業務で必要なスキルが増えています。
これらの必要性、効果、活用方法を理解している人材の育成も必要となってまいりました。
介護福祉士が持っておくべきスキルとなってきた一方で、これらは介護現場で日々利活用しているものなので、現段階は利活用・実践している介護事業所の従事者でないと教えることが難しい状況となっています。
そこで、ICT・介護ロボット・LIFEの全てを日々実践している当ホームがお教えすることになりました。(1年生対象・全5回)
次年度以降、国の事業により各都道府県でも「介護現場革新会議」や「介護生産性向上総合支援センター(仮称)」が設置されることになっていますので、介護現場ではますますこれらのツール等の導入が進んでいくものと思われます。
本日、今年度の本カリキュラム最後の2コマの講義を行いました。
今日はその総仕上げである「介護ロボットの体験・操作」の授業です。
メーカーに協力を依頼したところ、各メーカーの担当者が駆けつけてくれました。
・カメラ系見守り支援ロボット「Neos+Care」(ノーリツプレシジョン株式会社、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社)
・カメラ系見守り支援ロボット「HitomeQ」(コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社)
・装着型移乗支援機器「J-PAS freairy」(株式会社ジェイテクト)
・非装着型移乗支援機器「Hug」(株式会社FUJI)
・非装着型移乗支援機器「ロボットヘルパーSASUKE」(マッスル株式会社)
・装着型移乗支援機器「マッスルスーツExoPower」(株式会社イノフィスよりレンタル)
・バイタル見守り支援機器「眠りSCAN」(鈴鹿グリーンホームより持参)
・コミュニケーション機器「メンタルコミットロボ パロ」(鈴鹿グリーンホームより持参)
授業で8機種はかなり多く、イベント開催レベルの機種の数です!
各メーカーの方々の熱意にグッときますね。
~「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」“We will continue to be trusted by the community” ~
活動・コラム
介護福祉士養成施設での講義
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