平成28年11月15日・16日、公益社団法人全国老人福祉施設協議会主催の「第73回全国老人福祉施設大会 Style-KAIGO”ニッポン一億”~地域共生社会をつくる日本型介護・福祉~」に2名で参加しました。
団塊の世代が75歳以上になりきる2025年に向かって、高齢者福祉施設の介護サービスや業務のあり方は大きな変化が始まっています。
地域の高齢者のセーフティネットとしての総合拠点機能、在宅系サービスの再編の必要性、低所得者の住まいを含めた支援体制、ICTやロボットの導入によるビッグデータの利活用、そしてこれらを実践する未来型の人材戦略・・・
今回、私たちは第1分科会「科学的介護の見える化〜ビッグデータの利活用と生産性向上に向けて〜」と第4分科会の「在宅サービス再編のゆくえ〜重点化・効率化と求められる医療・介護提供体制」を受講しました。
その中で医療と介護が必要なステージでそれぞれが専門性を活かした業務を行うこと(=医療・介護サービス提供体制を良い形で循環させていくこと)、根拠あるケアを提供して、ICTなどに蓄積されたデータを活用してさらによりよいケアを提供につなげていくという考え方や方法を学びました。
当ホームでは、行政や医療機関、福祉施設等関係機関との連携を日々図っております。しかしながら、今年度よりICTを活用してケア記録を開始しましたが、蓄積されたデータを分析しきれていない現状があります。今後、蓄積したデータをビッグデータとして、個別のケアだけでなく、多くの方に対して役立つデータとなるよう活用していきたいと思います。また、同じシステムを採用している他の施設とも提供している状態像に合わせたケアの傾向などが共有できると、よりよいケアにつながっていくのでなないかと思います。
(特別養護老人ホーム 施設長)
学び・研修
第73回全国老人福祉施設大会に参加しました。
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