12月に入り、空気が冷たく乾燥した日が多くなりました。今年は全国的にインフルエンザの流行が早く始まったとのことで、いっそう体調管理に気をつけたいところです。空気が乾燥すると風邪のウイルスが飛散しやすくなっているので、息を吸い込む時に鼻やノドから感染してしまいます。冬は暖房を使用するのでさらに乾燥した環境になり、汗をかきにくい冬でも気がつかないうちに脱水を招いてしまう、ということをご存知でしょうか。私たち(成人)が1日に補充しなければならない水分の量は約2.5ℓで、そのうち食事をすることによって摂取できる水分はその半分ほど、飲み水としては約1.2ℓの摂取がすすめられています。高齢者の方は特に、加齢により喉の渇きを感じにくいため、水分補給のタイミングを逃してしまいがちです。冬でも夏同様に、意識してこまめに水分補給をすることを心がけてください。水分の吸収をよくするためには、1回につきコップ1杯(150~200mℓ)を数回に分けて摂取することです。冷たい飲み物は身体が冷えてしまうので控えましょう。コーヒーや緑茶は利尿作用があり、飲みすぎると必要な水分や栄養分まで排出されてしまいますし、ジュースは糖分の摂りすぎにつながります。水分補給として一番適しているのは「白湯」だそうですが、それだけでは味気ないので、嗜好飲料はストレスにならないよう適量を楽しむのがいいのではないでしょうか。風邪のウイルスや乾燥に負けないようにして、この冬を乗り切りましょう(^^)
(鈴鹿グリーンホーム 管理栄養士)
特養(特別養護老人ホーム)
特養・ショートステイ 12月1日~15日の献立です。
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