平成29年2月11日(土) 今日は鈴鹿医療科学大学にて開催された鈴鹿ロボケアセンター市民講座に職員4名で参加いたしました。内容は基調講演の「医療保険適用で加速するサイバニクス治療機器HALによる医療イノベーション」、特別講演「機能回復を加速させる意識・情動」などでした。
ロボット技術は日々目覚ましい進歩がみられ、現在様々な分野で活用されております。HALとはサイバーダイン社が開発した人間に装着するロボットスーツで、身体につけたセンサーが脳からの電気信号を検知し、ロボットスーツのモーターで身体を動かす、または身体の動きをサポートするものです。
たとえば脳卒中で半身麻痺となった人でも、脳からは身体を動かすよう命令の電気信号が残っているそうです。それをロボットが読み取りモーターを動かすことで、自分の意思で麻痺した身体を動かしているような状態となり、さらにリハビリを続けるとHALを外しても以前のように身体を動かすことができるようになるそうです。
また重い荷物を運ぶお仕事をされている方にHALを装着することで、身体への負担を軽減させることもでき、腰痛予防にもつなげられます。工場や空港の荷物運びのお仕事をされている方が使用されたり、鈴鹿グリーンホームでも今月より介護の現場にて職員がこのロボットスーツを使用し腰痛予防に努めております。(先日グリーンホームだよりでもご紹介しております)
少し前には夢物語だった未来の技術が、現在のいろいろな分野で活用され、予想以上に現実に近づいているように感じました。私たちもこのような最新技術なども踏まえ、日々学んでいく必要性を改めて感じる機会でした。
(居宅介護支援事業所 管理者)
※HALについては下記の鈴鹿ロボケアセンターのホームページをご覧ください。
学び・研修
鈴鹿ロボケアセンター 市民講座に参加いたしました。
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