グリーンホームだより

学び・研修
第7回歯科衛生士講習
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平成30年2月17日、歯科衛生士の先生による講習を受けました。講習は今回で7回目となります。
全身の健康と口の健康は密接に関係していると言われております。毎回様々な視点で口腔に関するお話をいただきますが、今回は「全身の病気と口の健康」をテーマに学習をしました。

全身の病気や個々の生活によって、口腔環境は以下のような影響を受けます。
・加齢:歯の磨耗、歯肉退縮などの変化。歯周病によって徐々に歯が喪失。口腔機能の低下、食の偏り。
・糖尿病:免疫機能低下などの変化によって抵抗力が弱まり、細菌やウィルスなどに罹りやすくなっているため歯周疾患や治癒遅延を招きやすくなり、唾液も減少する。
・心疾患:内服薬による口渇、歯肉からの出血。感染性心内膜炎のリスク増加。
・脳血管障害:麻痺や嚥下障害により食物残渣、口腔内が不衛生になりやすく、誤嚥性肺炎のリスク増加。
・内服している薬の影響:抗血栓薬を服用されていた場合は、出血傾向、免疫機能低下などの変化によって抵抗力が弱まり、細菌やウィルスなどに罹りやすくなっているため傷の治りが遅くなる。

グリーンホームに入居されている方々の多くは、さまざまな疾患を持っておられます。スタッフはその疾患をよく理解したうえで、口腔ケアを実施する必要があります。口腔内のチェックポイントとしては…、
・歯垢、歯石、着色がないか
・歯のぐらつきはないか
・舌に圧痕がないか
・口腔乾燥はないか
・口内炎や白斑がないか
・腫れや出血はないか
などが挙げられます。

日々の口腔ケアの際によく観察し、異常があれば専門医へ受診する必要性も生じます。本日を含め、毎回この歯科衛生士の先生から学んだことを日々の支援の中に活かし、入居されている方々のお口の健康を維持していけるよう、今後も取り組んでいきたいと思います。
(けやきユニット ユニットリーダー)

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