グリーンホームだより

活動・コラム
How to use テクノロジー!(1)〜マッスルスーツ〜
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新しい企画として、鈴鹿グリーンホームで利活用している各種テクノロジーのHow toをシリーズでお伝えしていきたいと思います♪

第1回のテクノロジーは、ジャ〜ン♪(昭和感が…)
株式会社イノフィス製『マッスルスーツ(スタンダードモデル Sサイズ)』【使用事業所:特別養護老人ホーム】を紹介します!

マッスルスーツは、ダウンタウンの浜田さんをCMに起用されたり、価格も安価になったりして、最近話題のテクノロジーで、現在4種類のラインナップが展開されています。

カテゴリーとしては「装着型移乗支援機器(介護ロボット)」に分類されます。

当ホームでは平成29年度から使用していて、「みえ介護フェア2018、2019」でもご紹介、体験をいただきました。

このロボットの特徴は、機器の中に収納されている人工筋肉に電気ではなく、空気を送り込んで、最大25.5kgf(イノフィス株式会社ホームページより)のパワーをアシストしてくれることです。
ロボットの中でも電気を使用しないタイプは稀な存在で、そのため介護現場だけでなく様々な業種でも活用されています。
防水機能も備えられているので、屋外や停電時などでも使用可能です。

当ホームでは、重度な方に対するベッドから車いすへの移乗や体位変換、座位調整を行う場面などで使用しています。

装着方法は、
➀背中に背負って、
➁腰ベルトを締めたら、
➂パッドを太ももの前に持ってきて、
➃胸ベルトを締めたら、エアを手動でロボットに送る
これだけです。

ベルト等の位置は予め使用者に合わせて調整してあるので、装着には1分もかかりません。装着が簡単なため、ずっと装着していなくてもよいです。
装着したら、付属のポンプでコネクターから機器にエアを送り込みます。
30〜50回程度ポンピングしますが、使い始めの時に自分に適した回数を覚えておくことで、2回目からはその回数を目安にポンピングするだけでOKです。
膝を曲げてみて、太腿にバネのようなパワーを感じたら準備完了です。

腰には太めのサポートパーツ、太ももにはパッドと呼ばれるパーツがあって、また背中に機器を背負っているので、猫背になりにくいです。姿勢もよくなることでさらに腰痛になりにくくなっているのではないかと感じています。

本来、ベッド上での介助は、ベッドの高さを介助しやすい高さまで上げるか、自分の重心を下げるか、ベッドに膝をついたりして、腰への負担を減らして行う必要がありますが、マッスルスーツを装着している時は、そのままの位置で介助を行うことができています。

介護イベントなどで体験していただいた時にパワーを感じない方がみえることがありました。そのケースでは腕の力だけで上げようとされていました。特に力のある男性の方に多かったのですが、膝のクッションを利用しながら抱えると、パワーのアシストを強く感じられ、腰への負担が軽減されていることを実感することができます。

(「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」“We will continue to be trusted by the community” 特別養護老人ホーム 施設長))

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