グリーンホームだより

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How to use テクノロジー!(13)〜Dfree〜
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第13回のテクノロジーは、トリプルダブリュージャパン社製『排せつ予測デバイス Dfree』【使用事業所:特別養護老人ホーム・ショートステイ】を紹介します!

最近、テレビでも紹介されているところをみるようになりました。

この機器の特徴は、「センサー部には4つの超音波センサーが内蔵されており、上下4方向に超音波が出る仕組みになっています。
尿がたまることによって水風船のように形が変わる膀胱の膨らみをこの4つの超音波センサーで常時計測し、とらえた膀胱の膨らみ具合をデータ処理した上で、アプリ上で10段階で表示しています。
この超音波はエコー診断にも用いられている、人体に影響のないものですので安心・安全にご利用できます。(Dfreeホームページ)」

当ホームでは、令和元年度から試用して、今年度から導入しています。

今取り組もうとしていることは、排せつ予測デバイスDfreeと、見守り支援ロボットの眠りSCANと、介護看護記録システムを連動(一気通貫)させることです。

ケアスタッフは、夜間の排せつ支援を行っていますが、
➀排せつをしたくないのに、無理に起こしたくない。安眠を妨げたくない。
➁排せつ支援をさせていただいた際には確実に支援をしたい。
と考えています。
ご入居者は、トイレをしたくないのに起こされたくない…。誰でもそう思いますよね。
介護現場では、スタッフが夜間の状況を観察・把握・予測して、排せつ支援に伺わせていただいているわけです。
専門職なので、ご利用者のことをきちんと理解するべきでありますし、人と人が関わることであるため、機械的であってはいけないと思います。
しかし、当ホームでは、タイミングがぴったりあった夜間排せつ支援が行える確率はうまくいって50%くらいになっています。
つまり、2回に1回は、おむつ内にすでに排尿があるか、支援を行っても全く排尿がないかになります。
そうなると、ご利用者にとっても、スタッフにとっても無意味な時間となってしまいます。
それを減らすために、Dfreeでその方の排尿をしやすくなる膀胱尿量を測定し、さらに眠りSCANで覚醒又は睡眠が浅い時間にあわせて支援に伺わせていただければ、確率は格段に増し、ともに負担が少なくなるのではないかと考えています。加えて、そのデータを介護看護記録システムの中に取り込むことができれば、記録業務の負担も軽減するということを考えています。
各メーカーに聞いてみると、全国でも極稀な取り組みとのことですので、新たに実証と研究に取り組んでいきたいと思います。

(「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」“We will continue to be trusted by the community” 特別養護老人ホーム 施設長))

※「Dfree」は介護ロボットの「排せつ支援(排せつ予測)」に分類されています。

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